あと1週間! 自由と生存のメーデー07──プレカリアートの反攻
2007-04-23


禺画像]

 昨晩、仲間からきいた話〓〓
 その日のひる、フリーター労組の仲間が新宿の大ガードあたりで自由と生存のメーデーのビラをまいていた。
 すると、おじさんが傍によってきて、強い語調でいう。「ビラなんかまくな」「おまえらちゃんと掃除していけよ」〓〓 このあたりを寝じろにしている野宿者らしい。
 腹は立ったが、「わかりました」「掃除をしますよ」などと返事して、そのままビラをまきつづけていると、その面倒なおじさんがまた駆けよってきた。つぎはいったいなにを云われるのか……?
 「あんたら、組合か」
 きくと、かれは会社から首切られたけど、1人で入れる組合なんてなかったのだという。「組合のビラならまいてもいいよ」そういってかれは去った……。

 4.30、私たちのメーデーまで、いよいよ1週間を切りました。さあ、仲間たち! メーデーで逢おう! (MN)


自由と生存のメーデー07──プレカリアートの反攻
*[URL]

──生きることはよい。生存を貶めるな!
──低賃金・長時間労働を撤廃しろ。まともに暮らせる賃金と保障を!
──社会的排除と選別を許すな。やられたままで黙ってはいないぞ!
──殺すことはない。戦争の廃絶を!
──メーデーを抗議と連帯と反攻の日に!

 「格差」と「貧困」が社会的な課題としてにわかに取りざたされている。しかし雇用の流動化はさらに進められ、生きるための基盤はますます不安定なものへと置き換えられるばかりだ。政府は問題を「機会の不足」へと矮小化し、格差と貧困の責任を私たちの就業能力、起業能力の欠如に還元しようとしている。その帰結は、生存を「自立」競争の勝利者への褒賞に変えることに他ならない。
 しかし、彼らが言うように未来なく不安定なこの生を自分のせいにされ、頭と体と感情をすり減らすことはない。働かない・働けないことへの侮蔑と嘲笑と同情におびえる日々を終わらせるための反攻はすでに始まっているからだ。労働を道徳と結びつけ、勝ち誇って人に生きる資格を問う者たちに、差別と排除で人々を切り分け敵対させる者たちに、私たちは全身で反対する。「ただ生きること」を肯定する私たちは、この社会にもたらされている「戦争」を拒絶し、侮蔑と不正に連帯で応じる。この自由と生存の日に!プレカリアートの反攻の日に!
 2007年3月23日 「自由と生存のメーデー 07」実行委員会

○日時:2007年4月30日(月・休)
○メーデー07
<集合>12:00-12:30 大久保区民センター(新宿区大久保2-12-7)※JR新大久保駅から明治通り方向に約600m。ペアーレ新宿裏
【反攻1】13:00-14:00 メーデー宣言集会(区民センターホール)
【反攻2】14:00-16:00 歌舞伎町周回!サウンド+?デモ
 区民センター⇒(大久保通り)⇒新大久保・大久保駅前⇒(小滝橋通り)⇒新宿大ガード⇒(靖国通り)⇒歌舞伎町前⇒OIMEN横⇒(明治通り)⇒(大久保通り)⇒区民センター
[URL]
【反攻3】 16:30-21:00 プレカリアート交流集会(区民センターホール)
 ・トークセッション
   司会:雨宮処凛(作家)/QT(フリーター全般労組)
   提起:湯浅誠(NPO法人 舫(もやい)事務局長)
      矢部史郎(思想誌『VOL』編集委員)
 ・軽食ブース by 抵抗食の会(仮)(区民センター調理室)
 ・他企画準備中!
 ※集会参加:会場費カンパ500円/デモのみ参加:無料

○呼びかけ:フリーター全般労働組合
<運営上の確認> 政治的立場の違いを暴力によって「解決」することを実践し、その行為と思想を正当化し続ける人びとの参加はおことわりします。

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット